第363回例会 3月8日(火) 花外楼 北浜本店

 

 今回は、昨年立て替えをされた「花外楼北浜本店」にて、第五代女将の徳光正子様と

総支配人の明石佳将氏より、花外楼の歴史と代々受け継がれてきたおもてなしの真髄を

丁寧に分かりやすくお話いただきました。

 

 花外楼の創業は、天保元年(1830年)加賀の国から来阪した伊助氏が、大阪北浜の

現在地に料理旅館の 「加賀伊」を開いたのが創業とのこと。

天保時代は、お伊勢参りが盛んになり、人々の往来も盛んになったころです。

れから180年余りの歳月を経て現在に至りますが、中でも明治維新後の混乱した政局を

打開するために、伊藤博文井上馨両氏の仲介で、大久保利通木戸孝允板垣退助の

各氏が「加賀伊」に集まり、世に言う大阪会議が開かれました。

会議は1カ月余りに渡りましたが、新政府の政治体制を整えるきっかけとなった歴史的な

出来事でした。それ以降も来阪した多くの著名人が足繁く訪れたとのことです。

 

 老舗とは、このような様々なエピソードを積み重ねてもなお揺るぎなく、そして同時に

その時代に溶け込む柔軟性を持ち合わせ、変革を成し遂げてきたところ、と言えるの

ではないでしょうか。

 

第5代女将 徳光正子様の講演
第5代女将 徳光正子様の講演
明治32年1月の献立帳
明治32年1月の献立帳
ハイカラな、ビステキ(ビフテキ)、コロッキー(コロッケ)のカタカナ文字も見受けられる。
ハイカラな、ビステキ(ビフテキ)、コロッキー(コロッケ)のカタカナ文字も見受けられる。
RMCへのお問い合わせ
お問い合わせフォームへ
  • ※R.M.C.へのお電話でのお問い合わせは受け付けておりません。ご了承ください。